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December 2015

December 04, 2015

Nikonレンズ と Canon レンズの結合 (NicanonとCanikon)

発明は、既存知の組み合わせ、しかし、どう組み合わせるのが良いのか、については知恵が必要。

どうすればイノベーションが起きるか、について、よく引用されるのが、schumpeter の言葉。

To produce other things, or the same things by a different method, means to combine these materials and forces differently・・・ Development in our sense is then defined by the carrying out of new combinations.(Schumperter 1934,pp 65-66)

ステーブ・ジョブズも”Creativity is just connecting things. When you ask creative people how they did something, they feel a little guilty because they didn’t really do it, they just saw something. It seemed obvious to them after a while. That’s because they were able to connect experiences they’ve had and synthesize new things. And the reason they were able to do that was that they’ve had more experiences or they have thought more about their experiences than other people.”Wired, 1996と言っている。

そこで、唐突ですが、Nikonレンズ と Canon レンズの結合を試みた。というのも、最近ハマっている趣味が、写真であり、特に、ボケ写真。そして、ボケは、レンズの収差により大きくその出具合が変わることに気づいた。きっかけは、ジャンクのオールドレンズに不具合が生じていて、それが原因で、素敵なボケが出ていたからである。それなら、正常なレンズを少しいじって、収差を変えてやろうと。そこで、同じような性格のレンズを2つ用意し、そのレンズの一部を交換すると、確実に収差が(悪い方向に)変わるので、ボケ味も変わるであろうと思い、ジャンクのNikkor-S.C 50mm f/1.4 とCanon FD 50mm f1.4 を用意し、分解してみた。双方の前玉を取り出し、交換してみると、うまい具合にピッタリはまる。それが、これ。

Nikoncanon_3

写してみるとなかなかイイ感じである。

ちなみに、NikonベースのものをNicanon,CanonベースのものをCanikonと名付けた(笑)(鏡胴と後玉がNikonで前玉がCanon は一見Nikonのようだけれど、中はCanonなので、Nicanon、その逆がCanikonです)

Nikoncanon_4

Nikoncanon2_2

こんなことを何度もやってみると、そのうち大きなイノベーションが起こるかもしれない。

Nikonレンズ と Canon レンズの結合をしようなんて、光学をまともに学んだ人はやろうと思わないでしょうね。別メーカー故、また、個々のレンズで設計思想が異なるから、元来組み合わせるのは不可能と思うでしょうし、異なる既存のレンズの部品を組み合わせても、収差が良くなる等、性能が上がることはないというのは明らかで、解像度が良く、クリアに写ることを価値観としている人には、ありえないことでしょうね。

しかし、収差をレンズの味と捉えた場合、どうでしょうね。一見データ的に悪い場合でも、写した画像を見ると、写真的には良い写真と言えるかもしれません。この観点から、レンズを見直してみると、面白いレンズに出会ったり、作ったりすることができるかもしれません。

参考:http://blog.eflens.net/2014/11/aberration-and-its-effect/

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知財学会:第13回年次学術研究発表会

12月5日、6日は、知財学会の第13回年次学術研究発表会です

テーマ:東アジアからの挑戦 -イノベーションと知財の未来に向けて-

私が所属するビジネスと知的資産・知財法研究分科会も6日の10時からセッションを開催します。九州大学大学院法学研究院教授 寺本振透先生の講演を皮切りに、中国弁理士、日本弁理士、理学博士 北京瑞盟知識産権代理有限公司の 劉 昕 先生
知財学会理事、太陽国際特許事務所所長、工学院大学客員教授、静岡大学客員教授の中島 淳 先生も参加され、東アジアからイノベーションが生まれるか、そのために知財視点でなにをすべきなのかを皆さまと議論します。
ツッコミどころ満載のセッションになりそうです。
当日申し込みでも参加可能ですので、是非お出かけくださいませ。

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