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May 17, 2014

知と知の組み合わせ

知財の世界にいて、長らく「知財」を見ていると、人間の創造行為は、知識の組み合わせにすぎないことが実感される。

入山章栄「世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア-」英治出版 p127 では、次のように述べている。

経営学には一つのコンセンサスがあります。それは「イノベーションを生み出す一つの方法は、すでに存在している知と知を組み合わせることである」ということなのです。

シュンペーターも次のように述べています。
To produce other things, or the same things by a different method, means to combine these materials differently.... Development in our sense is then defined by the carrying out our of new combinations. (Scumpeter 1934, pp 65-66)
「他のものを創造すること、あるいは同じものを異なる方法で創造することは、これらの構成素材・影響要素を異なるやり方で組み合わせることである。いわゆる開発とは、新しい組合せを試みることにほかならない」』
ただ、知と知の組み合わせがイノベーションに結びつくには、知と知の組み合わせだけでは不可能であり、さらにもう一工夫が必要である。その一工夫について、本書に言及はない。
イノベーションの要素として、「普及すること」があるとするなら、単なる知と知の組み合わせだけでは、普及には至らない。これを克服するには、キャズム理論を理解し、キャズムを乗り越える必要がある。しかし、その方法は、確立されてはいない。

参考:http://www.carriageway.jp/column/chasm/index.html

ここを解明できたら、最先端の経営学者になれそうだ。

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