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November 30, 2013

日本知財学会・第11回年次学術研究発表会報告

第11回年次学術研究発表会の報告です。
基調講演・富士フィルム(株)参与 鈴木俊昭氏のお話し。

デジタル化により写真フィルムが消夫するとの危機感の下、第2の創業ととらえ、事業とR&Dと知財の戦略を再構築。カラーフィルム、2000年をピークに減少、今はゼロに等しい。
イメージング、インフォメーション、ドキュメント事業に集約し現地法人化も進める。会社のミッションも、「映像と情報の文化」から「先進・独自の技術」に変える。効を奏しV字回復し、2007には過去最高益となるが、リーマンショックで打撃を受ける。企業の体力はまだ脆弱であったことを知る。
CMに研究者を起用し、技術で生きていくことを前面に打ち出す。同時に、事業部制に変えるとともに先進研究所を作る。ビジネスとして勝つ、企業価値増大を目標に、改めて事業に貢献することを目標とする。ただ、事業に貢献とは、戦略性とは、知財統合とは、今なお思考錯誤中である。
組織の変更もした。研究所単位であった対応を、事業単位に対応する組織とする。
パテントポートフォリオマネージャー制度を作り、担当領域とマネジメントを可視可するようにした。知財戦略企画部も作る。また、事業戦略を理解するためにR&D担当者のところに行って、知財戦略書に組み込むようにした(PPF設計書)。知財部門で、
ビジネス企画、知財権の商談、知財の出口探索もするようにした。
以上、ポイントをメモったが、大企業の「知財経営」の活動として、できることは、すべてやっていると思える。従来型の知財部門からかなり進んでいるという印象を受けた。

基調講演後、知財人財育成研究分科会のセッションと、ビジネスと知的資産・知財法研究分科会のセッションに連続して登壇。その後の懇親会も盛況でした。

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