知財学会 分科会報告
昨日の 第2回ビジネスと知的資産・知財法研究分科会について報告します。
東京大学知的資産経営総括寄付講座 特任准教授 犬塚篤先生による、「知的資産経営研究の流れと課題」というテーマで開催された分科会。
非常に興味深く、質疑応答も大いに盛り上がった。
分科会メンバー間での共通認識を図るため、そもそも「知的資産とは何か」を語っていただければ、とのご依頼に応じていただいたのであるが、この「そもそも論」こそが大問題であったようだ。犬塚先生には、この難問に答えるべく大変なご負担をかけてしまったようで、この場をお借りして、お詫びと御礼を申し上げます。
犬塚先生による講義がほぼ1時間強で終わった後、参加者による質疑応答。質疑応答も、1時間強。終わったのが、9時近かった。何をもって知的資産とするかは、様々で、定まっていないが、概念として、将来価値をもたらす無形資産であるということは、共通している。
知的資産がどのように将来価値を生むのかについてのメカニズムは解明されていない。伝統的な知的財産である「特許」にしろ、ビジネスとの関係は必ずしも明確ではない。例えば知財ポートフォリオを作ってもそれが収益に結びつなかい。犬塚先生は、それをデータに基づいて示してくれた。
ところで、昨今提唱された、知的財産報告書の作成が提唱されたが、成功したとは言えない。では、「知的資産報告書」の開示施策は成功するであろうか。貴殿はどう思われますか? 問題は、知的資産を開示することの意味である。これを開示する企業にとってどれだけの意味があるかを検討しなければならない。
ただ、知的資産を「意識する」ことの意味は、企業にとってとても大切なことであるは疑いない。
知的資産は「静的」に捉えても意味がない。それを「動的」に捉え、知的資産をどのように運用すれば将来価値を生むのか。そのために組み合わせるべき資産、運用者の資質、触媒となるもの、それらはどうあるべきか、などなど様々な意見、議論が飛び交った。
「もやもや」としていた何かが払拭された、という参加者の声が上がった。
犬塚先生、ありがとうございました。
今回の内容は、とてもブログでは伝えきれない内容で、充実した会となりました。
なお、次回の分科会は、9月の第1木曜18:30分からの予定です。詳細は後日。皆さんも、知財学会、ビジネスと知的資産・知財法研究分科会に参加しませ
んか。申し込みはこちらです。





































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