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June 2009

June 22, 2009

知財学会 分科会セミナー(2009年7月2日開催)のお知らせ

■ 第2回ビジネスと知的資産・知財法研究分科会 (2009年7月2日開催)のお
知らせ

タイトル:知的資産経営研究の流れと課題

講演者:東京大学知的資産経営総括寄付講座 特任准教授 犬塚篤先生

犬塚先生は、大手電子機器メーカーでの技術者勤務を経て,大学院へ進学.ナレッジマネジメント(知識経営)に関する実証調査研究を数多く手掛けております。
トリプル・メジャー(3分野専攻)のバックグラウンドを活かした学際的な研究アプローチ,および研究成果の事業化活動などにおいて,学術界・実務界からの注目を集めております。2004年,北陸先端科学技術大学院大学より博士号を取得。同大学助手,助教を経て,現在,東京大学特任准教授です。
http://ainuzuka.hp.infoseek.co.jp/works.html

概要:
ここ数年、知的資産経営ということが提唱されるようになり、経済産業省における知財政策も、「知的財産から知的資産へ」知財ぷりずむ2009年1月(http://www.meti.go.jp/policy/intellectual_assets/pdf/chizaip.pdf)と提唱されております。本分科会は、ビジネスと知的資産との関係を明かにし、さらに、その法的保護のあり方などを研究するため作られましたが、そもそも、知的資産とは何か、という基礎的なところから、参加者の問題意識を共通化したいと思い、犬塚先生に、セミナーを依頼することと致しました。

今回のテーマは「知的資産経営研究の流れと課題」です。

「知的資産は,将来価値をもたらすもの(つまり,将来価値を生まないものは,持っていても知的資産とは呼ばない)。しかし,将来価値は企業自らが決められるものではない(多くの場合,市場・顧客が決定するものである)。言い換えると,企業が採る行動(戦略)によって,知的資産の価値は上下する。そこで,知的資産経営研究の射程には,知的資産を創造・活用することに加え,その価値を的確に市場・顧客に伝えることまでが含まれていなければならない。・・・・・・」(犬塚教授)
これから、知的資産経営を考察する上で、きわめて重要なセミナーになりますので、ふるってご参加下さいませ。

日  程:2009年7月2日
時  間:18:30~21:00
場  所:日本弁理士会 2F A・B会議室
費 用:分科会メンバー 500円、
    知財学会会員で非分科会メンバー 1000円
    非知財学会員 2000円
懇親会:21:00~自由参加
(なお、当日知財学会分科会員に申し込みされる方は、500円とさせていただきます)

申込:下記URLの問い合わせフォームに必要事項を入れて申し込みお願いします。
https://ssl.nameservers.com/utty.com/toiawase/index.html

「ご質問、その他の欄」 の「タイトル欄」に:
第2回ビジネスと知的資産分科会7月2日
と入れてください。

また、「内容欄」に:

参加します。
(1:分科会員・会費500円)
(2:知財学会員・非分科会員・会費1000円)
(3:非知財学会員・会費2000円)

のいずれかをカット&ペーストして、送信して下さい。

★犬塚先生のセミナーはとても有意義ですので、是非ご参加下さいませ。

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June 20, 2009

コンセプトEN

経営者交流会・起業研究会「M-net」・ウィズスクエアが共同主催する『想いからはじまる 夢プロジェクト達・・・』と題した、「コンセプトEN」の第5回が昨日開催され、私も参加してきました。

交流会同士の交流ができやすい環境の提供を目的に、イベント開催等を中心に活動しているのが「コンセプトEN」です。素敵な「縁」と出会うというコンセプトですね。
http://www.wissquare.jp/en.html

コンセプトENのメッセージは次の通りです。
『一つのプロジェクトが誕生し、形になっていくときには、そのプロジェクトに「思い」「夢」を抱いて、自分の人生をかけてやろうする核となる「人」が必ずいるものです。思いの強い人、社会起業家たる人がいて、はじめてその「思い」が具現化できるのです。その社会起業家を、私達は『en person』と呼んでいます。『en person』が抱いている「思い」があるからこそ、様々な出会いやきっかけが生まれ、「意図しない化学反応」が起きているのです。
今回のコンセプトENは、そんな「思い」を抱いた『en person』を中心に進みます。交流の場「コンセプトEN」にて、あなたも素敵な「縁」と出会って、「意図しない化学反応」を誕生させてください。』

プログラムは次の通りでした。

第1部 現代を彩る様々なタイプの「プロデューサー」のご紹介。
(1)四宮隆史さん(弁護士・映像プロデューサー)
エンタテインメントビジネス&ローを専門領域として、次世代を担う若いクリエイタ、アーティスト、プロデューサーの支援を積極的に行っている。OFFICE SHINOMIYA代表。弁護士。
http://www.office-shinomiya.com/
★自身で、プロダクティブ・ロイヤーと称し、開発側に来ている。このような弁護士さんには初めてお会いした。

(2)伊藤弘美さん
リハビリ介護靴を開発し、事業半ばでパートナーをがんで失い、挫折。それを克服し、再度事業を再開。TVでも紹介されたので、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
★がんばってくださいね。
http://woman.type.jp/s/vitamin03/10/index.html

(3)わたなべぱこさん(コンサルタント・講師・ファシリテータ)
執筆、コンサルタント(人材・人事、経営戦略、環境経営)、講師・ファシリテータとして活動中。株式会社水族館文庫代表、グロービス経営大学講師、亜細亜大学経営学部非常勤講師、デジタルハリウッド大学講師、日本工業大学専門職大学院客員教授、NPO法人環境リレーションズ研究所監事をつとめる一方で、横浜市などの環境政策にも関与。
★以前から知人から聞いていた人です。パコさんの知恵市場http://www.chieichiba.net/はとても興味深いサイトです。

第2部 「en person」の紹介
第3部 懇親会

全員で100名弱集まったのだが、多才な方々が集まっており、不況どこ行く風という感じであった。このような人材交流の場で、知財が生まれていくことは間違いないですね。

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June 17, 2009

何のための知財?<誌上セミナー(1)

Photo_4 知財って、何のために存在するのでしょうね。

知的財産、という以上は「財産」であり、財産という以上は、なんらかの「金銭的価値」に換算できるはずですね。

しかし、知財という言葉だけが先行し、「人間が一生懸命考えたもの」はすべて知財であり、「価値」があるように錯覚してはいませんか。特許出願したものがすべて価値があるように思っていませんか。

知的財産と言われるためには、何らかの財産的価値を産んでいなければならないでしょう。さて、貴殿が考えた知財・・どういう価値を産んでいるのでしょうか。

そもそも本来的な価値がなければ、それは形の上で知財といわれるだけで、無価値な知識といって過言ではないでしょう。

本来的価値があっても、最終的な経済的利益を得られないでいる場合、それはなぜなのでしょうか。我々はそこをつきつめて行かなければならないのでしょうね。

まずは、価値のある知財を創出すること。そこが肝心。それから、様々な要因を考えてみてはどうでしょう。ただ、価値とは何かも、考える必要があります。技術的価値なのか、顧客にとっての価値なのか。

旭山動物園の話。顧客と価値感の物差しを共通化することが、行動展示という広義の知財を生み出した。お客様に真の動物の姿を見せてあげたい、という園長さんの思いが先立ったかもしれませんが、それが、市場の共感を産んだ。創造には、マーケティング視点も重要ですね。

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June 14, 2009

第7回年次学術研究発表会報告

昨日、第7回年次学術研究発表会(第1日目)に行ってきました。

日本弁理士会との協賛セッション、基調講演を聴講した後、下記の一般発表を聴講した。

(1)パテントトロール対策に関する一考察(東京理科大学専門職大学院 知的財産戦略専攻 平塚三好)

(2)日本の民間企業における知財戦略とオープンイノベーション戦略(日本大学 佐久田昌治)

(3)ものづくり現場からの知的資産経営の実践-3CAD設計データを用いた異業種展開の可能性- (東京理科大学専門職大学院 知的財産戦略専攻 平塚三好、宮田典昭、森康晃)

(4)形式知と暗黙知から見たものづくりの変遷(新潟大学 社会連携研究センター 松原幸夫)

(5)特許庁・中小企業知的財産戦略支援プロジェクト、知財による競争力理論と知財戦略コンサルティング(弁護士鮫島正洋)

いずれも興味深い内容であった。この中で、特に好きなのが、(3)や(4)で語られた職人の暗黙知である。なぜならば、職人の暗黙知は、競争優位性の源泉であり、「代替不能性」を担保するからである。(3)の発表者、エクシオン・インクの代表取締役宮田典昭氏は、自らがデザイナーである。だれもコンピュータをデザインに使わなかった時代から、コンピュータでデザインを開始し、変人扱いされたとい。しかし、宮田氏の職人的デザインスキルと3DCADが融合したことで、それが「知的資産」となり、業務が水平展開、追従を許さない競争力を養った。

セッション終了後に、宮田氏と雑談した。大企業は、職人の代替不能性をきらう、なぜなら、個人プレー的な職人技が伝承できなければ、代替不能な技能は、組織継続性を担保できないからだ。よって、大企業ほど、個性競争優位性を確保しにくくなる。この視点は、重要ですね。

本日も発表会が続いております。お時間ある方は行ってみませんか。

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June 10, 2009

ノウハウは開示・非開示?

私は、「ノウハウはどんどん公開しよう」、と勧めることが多い。
もちろん、すべてのノウハウを公開すべき、ということではない。ただ、公開すべきか秘密にすべきか、ということを比較衡量したとき、どちらかというと、公開した方が自身も含めて、皆が幸福になる確率は高いように思える。ビジネスで成功している人をよくよく観察していると、ビジネスノウハウをどんどん公開している人が多いのである。

(1)まず、自身がノウハウと思っているようなことは、誰もが考えるようなアイデアであることが多い、ということを忘れてはならない。一般にあるアイデアについて先行技術調査をしてみると、たいがいの場合、同じようなアイデアが出ていることに気がつくはずだ。ノウハウも同様なのである。

(2)また、情報は利用するユーザーが増えてこそ、価値が出る、ということだ。ある情報が価値あるとするならば、それは、多くの人たちが使うこととなる。使うことにより、その情報が広まり、その情報を基礎としたある種のドメインが構築される。これは、「文化圏」と言っても過言ではない。そのような場合、その文化の発信源である情報発信者への信頼、興味は大変大きなものになるはずである。

(3)その結果、情報源に対するアクセスは当然多くなり、その情報につき、さらに詳しい情報を得たくなるのが心理である。故に、情報発信源には、それなりのリターンが期待されるのである。

(4)そして、情報発信源の者は、その受け手より一段上流側におり、その分優位なのである。質の良い情報を常に発信し続けることで、優位性を維持することができる。下手に隠し、それで守られていると安心してしまうと、いつの間にか追い越されてしまうこととなろう。よって、これら、情報の性質をよくよく考えた上で、公開・非公開を戦略的に行っていくことが必要となるのである。

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June 05, 2009

知財学会第7回年次学術研究発表会

前の記事の続きですが・・・

日本知財学会の第7回年次学術研究発表会が開催され、そこで、知財人財育成研究分科会セッションが開かれます。

<6月14(日)10時00分~12時00分>
詳しくは、http://www.ipaj.org/research/research.html

■ セッションタイトル

「オープンイノベーション時代の知財マネジメント人財」
 ?どのように次世代知財マネジメント人財を育成するか?

■ セッションメンバー
★挨拶
 井口泰孝(日本知財学会理事 本分科会担当、八戸工業高等専門学校 校長)
★パネラー:(五十音順)
 江村克己(日本電気株式会社 知的資産統括本部長)
 辻村英雄(サントリーホールディングス株式会社 常務執行役員、R&D企画部長、生産企画部・知的財産部担当、日本知的財産協会副会長)
 三宅俊雄(株式会社 林原生物化学研究所 常務取締役)
★コメンテータ
 浅見正弘(富士フイルム株式会社 執行役員、先端コア技術研究所所長) 
★モデレータ 
 妹尾堅一郎(東京大学 特任教授(知的資産経営))

■ 概要
 本セッションでは、プロパテント時代からプロイノベーション時代に急速に移行する環境を踏まえ、次のような観点で議論を行っていきます。
 ・プロイノベーション時代とはどのような時代か
 ・そこでは、どのような知財マネジメントが求められか
 ・その知財マネジメントを担うべき人財は、どのような役割と機能を果たすのか
 ・そのような人財は、どのような資質と能力と活動が求められるのか
 ・そのような人財を、どのようにして育成していくべきか 等々
 セッションパネラーならびにコメンテータとして、世界的大企業と地域の国際的中小企業、あるいはバイオとITC、食品と素材等の各分野の知財関係役員の方々をお招きしました。本テーマについて、真摯かつ楽しく本音の議論を行ったいただくことになっています。企業の知財部員等の育成について、また次世代知財マネジメント人財について、あるいはプロイノベーションの知財マネジメントへの影響等に関心をお持ちの方々、ぜひとも参加ください。

■ セッション趣旨
 我が国では、2002年以来産官学連携に「知財立国」に向けて、様々な制度改革と環境整備の充実が図られると共に、整備された環境を充分に活用できる人材の育成が行われてきていた。その結果、我が国全体の知的財産マインドは徐々に高まりつつあり、また知的財産専門人材の充実が図られている。
 しかしながら、世界の状況は急速に進展している。世界経済のグローバル化の進展に伴い、産業・企業・事業の競争力の強化や、あるいは科学技術を資源として社会に新価値をもたらすイノベーション進展が強く求められている。また、製品サイクルの短縮化に伴う技術開発のスピードの加速化や、技術の高度化・複雑化と相まってNIES/BRICs等の新興国の台頭による産業構造の国際水平分業化が急激に進みつつある。これらを背景として、外部技術を活用した研究開発の進展、技術のオープンとクローズの使い分け等による標準普及・市場拡大戦略の進展、先進国と新興国の共闘によるコラボレーションの進展等々、新しいイノベーションモデルに基づく戦略的なビジネス展開がグローバルに加速している。
 しかしながら、残念ながら、現在の日本は「技術で勝って、事業で負ける」ことを重ねている。これは技術が国際的に劣るためではなく、むしろ技術を含めた広義の知財の活用の仕方が欧米の企業に比して遅れているためだと考えられる。最近の研究成果等 によれば、欧米諸国の“勝ち組企業”では「研究開発戦略、事業戦略、知財戦略の三位一体化」が単なるお題目ではなく、以下のような本質的な内容を伴う融合的・総合的な戦略として機能してきていることが挙げられる。
【研究開発戦略】製品/サービス特性(アーキテクチャ)に沿った急所技術の研究開発。
【知財戦略】プロプラの権利化や秘匿化によるクローズと、標準化や改版権付きライセンス等のオープンとの使い分けや、あるいは知財ミックス等による知財マネジメントの実践。
【事業戦略】市場の拡大と利益の確保を同時達成するビジネスモデルの設定。
 日本企業が得意とする垂直統合型の技術開発から事業化に至るプロセスが既に陳腐化している場面が少なくないのである。そこで、イノベーションにおいてイニシアチブをとるためには、新たな視点から知財戦略、事業戦略、研究開発戦略の三者の相互関係を見直し、企業の抱える問題・課題を掌握し、製品特性から最適な戦略を見極めつつ多様な技術を融合して付加価値のある技術へと昇華し、それを事業化に結びつけることのできる人財が求められている。つまり、「グローバル経済の時代」「プロイノベーション時代」の到来は、そこにおける知的財産マネジメントの重要性を一層高めており、イノベーションシナリオあるいは事業構想を描き、それに沿って「三位一体事業経営」を実践できる人財育成が急務なのである。すなわち、事業戦略を見据えた次世代知財マネジメント人財である。
 また、地域の研究開発型中小企業やベンチャー企業がさらに国際的に飛躍するためにも、あるいは地域における中小企業やマイクロビジネス等がリスクマネジメントを強化するためにも、適切な知財マネジメントを行うことのできる人財育成が極めて重要である。
 このような状況を鑑みれば、次世代知財マネジメント人財の育成が、極めて喫緊の課題であることは言をまたないだろう。

(文責)知財人財育成研究分科会 主査 妹尾堅一郎(東京大学特任教授(知的資産経営)

ふるってご参加下さい。

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June 04, 2009

知財人財育成研究分科会 第14回例会

知財人財育成研究分科会 第14回例会が昨晩開催されましたR0010582

第14回月例会は、前回の「続編」。というのも、大好評だった前回の「続きを是非」という声が殺到に応えたものです。
★テーマ:「事業戦略と知財マネジメントをつなぐ人財の育成」(その2)

★パネルセッション
 江村 克己 氏(日本電気株式会社 知的資産統括本部長)
  妹尾 堅一郎 氏(本分科会主査:東京大学特任教授(知的資産経営)

★セッション

NECの江村克己知的資産統括本部長に「NECの知財人財 育成」をお話いただいた後、「これからの知的資産活動とコア人材の育成」について江村氏と妹尾先生とのセッションで議論の内容を深めました。

前回議論の中で、「長期専門人材」、「思考形状記憶人材」等の概念に引き続き、さらなる議論が展開された。今回もまたまた、盛り上がり、楽しいセッション。江村氏のトークに妹尾教授が突っ込んでいく。それに対し、江村氏も応戦。という緊迫感。

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受け付けの応援もNECさんから美女が・・。

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終わっても熱気さめやらず・・・。

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