« March 2009 | Main | May 2009 »

April 2009

April 29, 2009

ハコイヌって知ってますか?<キャラクタービジネス

昨日、仕事で赤坂をふらついていたら、あるお店の前にかわいい、段ボールのキャラクターが居た。「ハコイヌ」という名前。R0010370

ハコイヌ:http://www.hakoinu.com/whatis/hakoinu_message.html

R0010369

R0010368

早速、お店に入って、店員さんとお話させていただいた。「仕事がらこういうの興味あるんです。でも仕事以前にかわいくて好きですよ。」という会話。そうしたところ、作者でもある、社長さんが出てきてくれて、キャラクタービジネスの話にもなった。

株式会社シュガーの佐藤英明さん。なんでも、クリエイターさんの登録制度を20年も前から作り、作品のビジネス化をしているとのこと。広告の世界は契約書のない世界。知財保護からいくとビジネスが前に進まないので、そういうことはせずに、前に進めることを優先しているという。キャラクタービジネスに特有のお話もたくさん聞かせていただいた。ハコイヌというキャラクターもいいけど、ビジネスの進め方もすばらしいですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 26, 2009

イノベーションクライシス

東京大学の知的資産経営総括寄付講座、第2回公開セミナー「イノベーションイニシアチブ」に行ってきた。サブタイトルは〜 技術で勝って、事業で負ける日本企業の処方箋を探る 〜。

講師は、妹尾堅一郎 東京大学 知的資産経営総括寄付講座 特任教授。講座は、セミナーのテーマをイノベーションイニシアチブ改め、イノベーションクライシスとなった。その理由は次の問題意識にある。

提起された問題意識は次の通り。

問題意識1

 半導体、液晶パネル、DVD・・・ここ10年ですべてシェアが落ちている

問題意識2

 日本の産業競争力は崩壊間近ではないのか

 日本連合軍の特許は10000、インテルは300強

 技術で勝っても、事業で負ける。技術で勝って、特許をとっても、事業で負ける。技術で勝って、特許をとって、国際標準をとっても、事業で負ける…。なぜ?

事業競争力強化に向かって、

 科学技術大国だが、科学技術立国ではない

 知的財産大国だが、知的財産立国ではない

この問題提起に従い、熱気のある講義が続いた。参加者は200名超。

「イノベーションモデル自体にイノベーションが起こってしまった。それを知らずに旧来のイノベーションモデルを前提にした競争戦略で闘おうとすると、どうなるか。この状況を乗り越えていくために、研究開発戦略・知財戦略・事業戦略の「三位一位」経営によるイノベーションイニシアチブを起点とした戦略を展開すべき。」(セミナー案内文http://www.iam.dpc.u-tokyo.ac.jp/event/pdf/article_090423.pdfより)

講義内容はとてもおもしろかった。

最後に、競争力のからくりとして、

プロイノベーション時代の知財マネジメントへ

個々の武将の時代から軍師の時代へ

などが提示された。

問題提起に答えるには、我々知財人のイノベーションが必要であると感じた次第。

最後の質問タイムには、廣崎 膨太郎氏(日本電気 代表取締役執行役員副社長)が

1.軍師を育てるポイントは?という質問。

経営トップの方々も多数参加されていた様子。

私見だが、軍師は育てるものではなく、育つもの・・ではなかろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 20, 2009

知財人財育成研究分科会 第13回例会

知財人財育成研究分科会 第13回例会が先週金曜日に開催された。昨年度の検討テーマ、「事業戦略と知財マネジメントをつなぐ人財の育成」を踏まえ、今年は、企業の知的財産マネジメント人材に焦点を移行。

今回、日本電気株式会社・江村克己知的資産統括本部長をゲストスピーカとし、「事業戦略と知財マネジメントをつなぐ人財の育成」というテーマの下、プロイノベーション時代における「知財人財育成」の課題や悩み等について議論を進めた。

具体的には、江村氏がNECにおける、知財戦略やその人材のあり方を惜しげもなく披露。これを題材に、モデレータの妹尾堅一郎東京大学特任教授(知的資産経営)が会場をリードし、議論した。

江村氏がNECにおける、知財戦略やその人材のあり方を惜しげもなく披露する点につき、「そのようなことは、秘密にする必要はない、秘密にすべきは、技術・・」と述べていた点は大いに賛成である。知財の保護のあり方、手法、ツールについては、これを公開し、大いに議論し、実際に使う場面で、そのスキルを競い合えばよいのだ。このポリシーは全く私も同じで、故に、培ったノウハウはすべて公開する姿勢でいる。

江村氏が指摘していたのは、知財部員の傾向として、「Reactive」であるということ、Activeに動けない。これは全く弁理士側も同じで、これを「待ち受け産業」であると指摘したい。

これは、これまでの仕事の枠組みがそうさせたのであろう。しかし、何かが起きてから、発明が完成してから・・・動く、というのでは、プロイノベーションの時代は、「手遅れ」なのである。

創造を扱う知財人材である。先手を打って、創造的に動きたいものである。その点につき、「待ち受け産業」的な中にも、型に当てはめることだけの動しかできない人と、型を破って創造的に動く人がいる、と指摘させていただいた。

江村氏から、宮大工の西岡常一棟梁の話が出、棟梁になれる職人と、単なる、かんなかけや左官で終わる職人との差が語られる(なお、西岡氏のことは、「木のいのち、木のこころ」新潮文庫を参照されたい)。妹尾先生からは、型破り・・守・破・離の話し。

私の私見だが、型を破れる人、知財マネジメントができる人は、もともとそういった資質を持った人が、その才能を発揮できる状態に育つのであって、その意味で教育は重要だが、資質自体を教育で付けることは不可能ではなかろうか、と思ってきつつある。

梅の花は桜に似ているが、梅は梅であり、桜にはなれない。なお、これは、梅の資質を否定するものではない。人にはそれぞれ資質がある。それを本人が見きわめ、自身の資質を最大に伸ばすことが重要であろう。

梅には梅のよさがあり、桜には桜のよさがある。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 15, 2009

異業種交流会

今日は、異業種交流会・Mネットの月例会。テーマは環境。身の回りの環境から環境ビジネスまでを考える。
講師は、(有)エス・ピー・ファーム代表で、環境プランナー・プロデューサーの近藤修一さん。
環境を考えることが、企業の義務になるであろうし、それが、競争優位の源泉にもなる時代である。皆さんも環境について考えてみませんか。
このマーク群は、近藤さんが教えてくれた環境ラベルと言われるもの。皆さんいくつ知っていますか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 14, 2009

第2回 東京大学知的資産経営総括寄付講座公開セミナー

東京大学知的資産経営総括寄付講座公開セミナーのご案内です。今回は第2回目です。

知的資産の活用とビジネスについて興味ある方、参加しませんか。

***************************

講師:妹尾堅一郎(東京大学特任教授:知的資産経営)
テーマ:「イノベーションイニシアチブ:技術で勝って、事業で負ける日本企業の処方箋を探る」
http://www.iam.dpc.u-tokyo.ac.jp/event/articles/articles_090423.html

日時:2009年4月23日(木) 18:30~20:30
場所:東京丸の内 三菱ビル1階 コンファレンススクエア・エムプラス
サ クセス(東京駅直結)
(東京都千代田区丸の内2-5-2)
入場料:1,000円
申し込み:下記サイトよりお申し込みください。
http://www.iam.dpc.u-tokyo.ac.jp/inquiry/index_090423.html

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 09, 2009

技術移転の話

昨日は、とある外国の大学でのインキュベーションのお手伝い。都内で関係者が集まり、外国の起業家を交えてパソコン電話会議。大学で生まれたシーズを元に、日本での事業化が可能かをこれから検討していく。

製造委託先の選定。販路開拓。顧客創造。これらを進めるのであるが、いずれのシーンにおいても、知財戦略は重要である。

また、応用技術の開拓も同時に進めていく必要がある。技術開発、ブランド戦略、ビジネス戦略。そして知財戦略である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 08, 2009

R0010311_2 R0010310_2近所の桜です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 07, 2009

グローバルリゼーションの内側・・日本の選択

グローバルリゼーションの内側・・日本の選択(薗部明史著:文芸社)を、著者の薗部氏からいただいたので、ここに紹介したい。

薗部氏とは、太極拳の練習仲間である。時々、ニュージーランド等に行かれるので、国際的な方だとは思っていたのであるが、今回、この本を拝読し、改めてその見識の広さに驚いた次第である。

私が、弁理士の仕事を始めた頃より、日本企業のグローバル化の重要性はことある毎に言われて来たが、本当の意味でのグローバル化の意味がわかっているかというと、必ずしもわからないであろう、と思わざるを得ない。

年に一度外国に行き、外国の文化をよく見、英語の書物を読み、外国の人ともよく交流する。このようなことをしているだけで、グローバルであると思いがちであるが、薗部氏の本を読むと、それは勘違いであることがわかる。

以前、Think Globally, Act Locally という言葉を紹介したが、薗部氏は、Think Globally, Act Globallyを勧める。そういえば、薗部氏は、ちょっと隣町にでも出かけるように、ニュージーランドに行っては戻ってくる。グローバルということは、そういう感覚なのだと思う。

部氏は、慶應義塾大学在学中にスタンフォード大学へ交換留学生として行き、モービル石油に入社した後に、ハーバード大学でMBA(経営学修士)を取得。最後には、エクソンモービル代表取締役副社長になられた方である。

薗部氏の勧める、グローバルな人材、それは、個立した人材(孤立ではない)である。「個立とは、すなわち、組織の中にあり、組織で行動しつつもそのメンバーが個人として確立していることをいうのであり、孤立しているのではない。そのような個立した人材を育成するには、年功や出身地、出身校、そして慣行などで決められた既定の路線を歩むのではなく、自らが自らの道を築きながら歩んでいくような行き方が大切だ。」と言われる。

今後の指針としたいものである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« March 2009 | Main | May 2009 »