今日は、私の本の選び方をご紹介しよう。
まず、本屋さんに行って、平積みしている本(これは、本屋さんが売りたがっている本)を眺める。次に、書棚に並べてある本の背表紙を眺める。
いずれも、タイトルだけを見て、「ピン」と訴えかけるものがあるか、「読んでね」と言っているかを感じ取る。感じ取るというのは、こちらが持っている感性と知性とのコミュニケーションによるものだ。
「ピン」と来たものは、手にとって、ぱらぱらとめくる。目次を眺める。興味あるキーワードがあったら、「買い」である。このブログで紹介した本は、すべてそのような選択方法で買ったものだ。99%これではずれがない。ほとんど役に立つ本であった。買って損したと思ったのは、ここ5年くらいで、たったの1冊である。著者の名誉にかかわるので、ここでは紹介しないが、オバマ大統領の評価に関する本であった。
昨日もそのような方法で買った本がある。まだ、読みかけの途中なので、評価うんぬんは早いかもしれないが、これ、知財の方、経営の方いずれもお勧めですね。その本は、「人間力の科学:小坂裕司著 PHP研究所」である。
この本、タイトルと関係のないように思える「無形資産経営」とか、「知財」・「ブランド」とか出てくるのだ。小坂氏がいうには、「ブランド力に必要な条件」とは、編集力だという。「どのような商品をどのように組み合わせて自分の世界観を伝えるか。その世界観をうまく表現し、消費者に受け入れられれば、編集力そのものがブランドになる。」と言う(同書p78)。そして、ブランド力のカギは、『「無形資産においてもきちんとそろばんをはじける経営感性」と、その軸となる「世界観」だろう。』とする(同書79頁)。
なぜ、このようなことに言及しているのかというと、氏が「人間力のある人」として推奨するモデルが、「バルバロッサな人」だからである。『「バルバロッサ」とは、イタリア語で、直訳すれば「赤ひげ」。今のような時代に必要なタイプ、センスと教養を感じさせ、プロ意識が強く、理知的に冒険する、そういう人のことだ。周りから信頼され、好かれ、年齢性別を問わずちょっとばかり尊敬もされてしまう、江戸時代なら”粋”と呼ばれたであろう人。そういう人を「バルバロッサな人」と呼ぶことにする。」(同書p3~4)。としている。
氏は、「全世界の特定多数の顧客にがっちりと支持され、長く存続する存在」をラグジャリーブランドと称し、自分の無形資産をうまく有形資産に転換し、うまく表現できるようにスキルを磨くことを推奨し、無形資産を支えるものは自分の世界観であるとした上で、「個人レベルでラグジャリーブランドである人は、バルバロッサな人なのである。」とする(同書p81~83)。
要は、人間力を高めるには、知財力(無形資産経営力)が必要だといことなのである(と私は解釈したのだが)。
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