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February 2009

February 25, 2009

オープン戦略とオープン・イノベーションの違い

最近、オープン・イノベーションが話題となっている。

ところが、このオープン・イノベーションの話をすると、リナックスなどを引き合いに出して、議論してしまう人がいる。リナックス等で代表される話は、オープン戦略の問題であり、オープン・イノベーションの問題とは異なる。

オープン・イノベーションはイノベーションのプロセスを問題にしているのに対し、オープン戦略は、イノベーションの成果を公開してしまうことであって、次元が異なる。

オープン・イノベーションについては、Wikipediaを参照下さい。

なお、2008年2月5日に出された、首相官邸・知的財産戦略本部による、「知的財産による競争力強化専門調査会オープン・イノベーションと知的財産を巡る現状等について」が参考になります。

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February 24, 2009

おくりびと@文化の力

以前紹介した日本映画「おくりびと」が米国のアカデミー賞外国映画賞を受賞した。おめでとうございます。納棺の儀式を丁寧に、ちょっとおかしく、そして悲しく表現したこの映画、私も見て感動した。このような葬式に立ち会ったことがなかったが、先日、叔父が亡くなったときに、納棺の儀に始めて立ち会った。

主演の本木雅弘の演技は、実際の納棺士さんより綺麗で美しい演技であった。

アカデミー賞をとったのは、映画自体の良さが大きいのであろうが、その裏にある、日本文化という背景もあると思う。日本の文化の力がオリジナリティさを作り、外国映画賞となった。

いずれにせよ。この不況の中、元気を頂きました。おめでとうございます。

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February 20, 2009

知財コンサルティング・シンポジウム<3月14日開催

特許庁、関東経済産業局、広域関東圏知的財産戦略本部主催の知財コンサルティング・シンポジウムが3月14日(土)に開催されます。

昨年は、400名以上の申し込みがあり、盛況でした。

【日 時】3月14日(土)13:00~17:30(開場12:30~)
【会 場】大手町サンケイプラザホール
【参加費】無料
【定 員】600名(定員になり次第、受付終了)
【主 催】特許庁、関東経済産業局、広域関東圏知的財産戦略本部
シンポジウム後にネットワーキングパーティが開催されます。

お申込み・詳細はこちらです。

   http://www.mizuho-ir.co.jp/seminar/chizai2009.html 

日本弁理士会も後援します。知財コンサルティング検討委員会のメンバーも、発表者として参加しております。

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February 13, 2009

電気自動車の時代@舘内 端

昨日は、アキバのダイビル内産学連携の交流会、アキバテクノクラブに出席し、日本EVクラブ http://www.jevc.gr.jp/ の舘内 端さんの講演を聴いた。

この金融危機で、EVが脚光を浴びている。一気にハイブリッドを飛び越えてしまうかもしれない。燃料電池は開発がまだまだで、ハイブリッド用の電池の進化により、EVの実現が現実的になったとのこと。

EVになると、まず、化石燃料エンジンを用いる場合に比べ、部品点数が極めてすくな
くすみ、子どもでも組み立てられるとのこと。実際、ホンダのハイブリッド用モータを
4連にして、EVフォーミュラーカーを子供達が組み立てたとの実績が示された。
http://www.jevc.gr.jp/2007-ev-school/
まるで、プラモデルを作るようにEV自動車は製造できる。EVは構造が簡単なので
、先進国のようはハイテク技術がい後進国でも作れる(実際、ミャンマーだっ
たかで、作って走っているとのこと)。

一方、ヨーロッパでは、二酸化炭素排出規制として1Km当たり120g以下に抑
える規制を設けるとの事。燃費換算でリッター19.3Kmだそうだ。これは各自動車メーカーに課されるもので、各メーカーは総販売台数の平均燃費が上記をクリアしないとペナルティを課される。よって、各メーカーはこぞって電気自動車の開発にいそしむでしょうと舘内氏は言う。ダイムラー・ベンツはさっそく、EV開発に名乗りを上げている。

また、アメリカでは、オバマ大統領が本気になって、EVに行ったらどうなるか。アメリカでは、石油の消費量の50%を輸入、50%を自前で産出しているが、全石油の70%が車の燃料として消費しているそうだ。そこで、全米の車をすべてEVにしたなら、石油はすべて自前で賄え、しかも、余ってしまうので、輸出もできる。となると、世界の石油の需給バランスが崩れ、経済バランスが崩れる。中東の地位は下がり、中東問題がなくなるかもしれない・・?。

大きな、パラダイムシフトの予兆を聞いたような気がする。

★舘内さんは、日経のサイトで連載記事を書いています。
今後の自動車業界の動向を知る上で参考になります。
http://eco.nikkei.co.jp/column/eco-car/

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February 09, 2009

シフト思考のススメ

2月7日の記事で紹介した、中野さんのモットー「Think cool、Shift dynamic」といい、以前紹介した谷崎テトラさんの「ワールドシフト」といい、今年は、「シフト」という言葉に巡り会うことが多い。現在の危機的状況からの「パラダイムシフト」を望むからであろうか。

このシフトという言葉、位置を移動することをいうが、とても重要な意味をもっているのではないだろうか。これまでの、右肩上がりの「成長路線」を追求するのではなく、場を変えることで、これまでとは違った世界へと移行する。

オバマ大統領はChangeと言ったが・・。シフトの類語は、移行、転換、変更、切替え、軌道修正、などである。

行き詰まったら視点を変え、立場を変えて、もう一度異なる解決策がないか、考えてみる。

ところで、知財の世界でも、イノベーションが叫ばれているが、従来、イノベーションとは、技術革新をベースとする画期的イノベーションと、継続的改善に基づく漸進的イノベーション(インプルーブメントと同義?)とに分けられるとするようだが、それに要する労力は同じではないだろうか。

Think cool、Shift dynamic」と言う中野さんはレーサーであるが、車のギアシフトを考えるとき、それは、同じエンジン回転数で、ギア比を変えることで、スピードをコントロールできることを意味する。

思考作業に同じ労力をかけても、継続的な改善しか進まない場合もあれば、それが、いきなり、ハイスピードにシフトされ、一気に別世界の発見や発明を引き起こす場合もある。

要は、いかに思考をシフトさせることができるのかが重要なのである。

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February 08, 2009

生活必需品+α

本日朝のTV番組で、株式会社バルス 高島郁夫社長の商品開発手法が報じられていた。興味深いので紹介したい。

バルス社は、フランフランを店舗展開し、この不景気の中、過去半期で2割の増収とのこと。その秘訣が、生活必需品+αである。何を+αするかというと、「楽しさ」だそうだ。バルスは、Basic Air Life Styleの頭文字に由来している。社名が商品コンセプトなのですね。

「都会で暮らす25歳の女性」をターゲットとして、「楽しい生活」を提案するという。日本は技術開発は進んでいるが、使う側の開発が遅れているとも指摘。渋谷の駅前で、若者を観察し、次の商品開発へ活かしている。商品開発には、「テーマ」を設定することも重要だそうだ。

商品の見せ方にもこだわる。店に入った瞬間にワーっと思えるか否かが勝負だそうだ。見せ筋商品(派手で真っ赤なかわいいソファー)で惹きつけ、売れ筋商品(実用的で少々地味な赤のかわいいソファー)を売るという戦略もとる。売れ筋ばかりだと、売り場があきられる。また、自分の商品を自身の家庭で使ってみる。売り側は、傲慢になりやすい。良い商品だと思いこんでしまう。そこで、自分で使ってみて消費者の立場を検証するとのこと。

生活必需品だからリーズナブルな価格でなければいけない。しかし、楽しさをプラスし、ちょっとお値段を上げる。その程度なら、楽しい方が良い。昨今の不景気を乗り切るヒントがここにあるのではないでしょうか。

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February 07, 2009

見えない広告<お母さん大学

お母さん大学って知っていますか?

http://www.okaasan.net/

本日は、その応援のため、お母さん大学決起集会「百万母力プロジェクト」に参加してきました。プログラムは、

第1部  百万母力プロジェクトへの道 藤本裕子の話
第2部  全国お母さん記者たちのリレートーク
★特別ゲスト お母さん大学応援団・中野信治さん(カーレーサー)
でした。

中野信治さんを応援するグループとしての参加でしたが、お父さんでもある私は、お母さん達の頑張りを支援したくなりました。

お母さん大学は、藤本裕子さんが始めたもので、「お母さん業界新聞」などを通じて、子育て支援・お母さん視点での情報発信をしています。これを毎月10万部発行しているとのこと。

そして、すごいのが、広告を載せないということ。広告を載せずに、お母さん達の「口コミ」で広めていく。もちろん、お父さん達や企業の方々の支援もあります。でも、お母さん達の支持を受けると、とても大きな力となりますね。そういう言う意味で、お母さん達による口コミ広告は、「みえない広告」としてとてもスゴイ広告媒体となります。それが、このお母さん業界新聞の力ではないかと思います。

★ところで、「みえない広告」という概念は今までありません。この金融危機により、広告業界もかなりの打撃を受け広告の受注がかなり減ったとか。企業は広告のあり方も考えなおさなければならないでしょう。そこで、この「みえない広告」に注目してみたいと思います。あるメッセージを、これまでの広告媒体ではなく、別の見えない形で伝えていく手法。口コミ、評判という概念もあるが、それ以外の見えない形を探っていく。メッセージをシンボル化して伝えることもあり得るでしょう。ここでのキーワードは、関係性・・リレーションです。シンボルとその対象との間を連想させる関係性、ここが重要なのではと思います。

話は、お母さん大学に戻りますが、特別ゲストとして、レーサーの中野信治さんが対談形式での講演をされました。15歳でF1レーサーになると決めた中野さん、その日から、食事や鍛錬等自分で決めたことをやり遂げ、F1レーサーになります。その後、インディ500、ルマン24時間のレーサーとしても活躍。世界3大レースのドライバーは日本人では中野さんだけです。今年もルマンに向けて活動しています。

Nakano 中野さんの、モットーは、上の写真にあるように、Think cool、Shift dynamic です。換言すると、静と動。ドライバーとしては、300~400Km/hのサーキットは動の世界ですが、日常は、静かに過ごすといいます。また、エコ活動も行っています。こちらは静の世界ですね。

中野さんの話の中で印象的なことは、「決めた」ことに向けて一生懸命やることは、「努力」とは思わないとの趣旨の話でした。すなわち、自分で本気になって決めた目標に向かって行うことは、当たり前のことであり、「努力した」という感覚ではないとのこと。これって、深い話ですね。

最後に、「百万母力」の見えない広告・・お母さん力はスゴイですよ。

R0010148

中野さんと握手・・を待つお母さん達の列。お母さん大学の皆さんのヒーローとなるのは間違いないですね。百万母力のエンジンで、今年のルマンも是非頑張ってもらいたいですね。

下は、対談の様子。

R0010146

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February 06, 2009

「ロボット知財フォーラムinかながわ」

みなとみらいにある、パシフィコ横浜・アネックスホールにおいて、「ロボット知財フォーラムinかながわ」(平成20年度第2回ビジネスセミナー)が開催されました。

基調講演として「ロボット知財戦略・技術開発の方向性について
  ~特許出願技術動向調査(ロボット)」が、特許庁特許審査第2部 生産機械 主任上席審査官 西村泰英氏によりなされた後、
パネルディスカッションが行われました。テーマは「ロボットと知財~開発における知財活用のツボ」でした。

パネラーの皆様
  (1)特許庁特許審査第2部 生産機械 主任上席審査官 西村泰英氏
  (2)東京大学IRT研究機構 知財・制度改革推進部門 部門長・特任研究員 飯田 紘雄 氏
  (3)ファナック株式会社 常務役員 第一ロボット研究所名誉所長 榊原 伸介 氏

コーディネーターは、小職。

西村氏の基調講演はとてもわかりやすく、ロボットの技術動向、出願動向、各国別状況などがよくわかった。パネルディスカッションは、産学連携における、学の立場、産業界の立場でそれぞれ特色が提示された。

特に、要素技術の画期的発明(サーボモータやセンサ類)が、その後のロボットの発展に大きく寄与していること、発明から商品化までの長い苦労の旅など、事業化の苦労も伝わってきた。

ロボットは、まさに日本の文化である。これまでの産業の中で、最も日本的な技術ではなかろうか。おそらく、今後10年で、日本の基幹産業となるのではと思える。パネラーの皆様、お疲れ様でした。

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February 05, 2009

奇蹟のリンゴ<石川拓治(幻冬社)

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録<石川 拓治 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班(幻冬社)を読んだ。

この本の主人公、木村さんの生き方は、とてつもなくすごい。無農薬でリンゴを育てることを始めてから、9年もの間、リンゴは実をつけなかった。しかし、あきらめずに信じて、とうとう達成した。

木村さんは、「死ぬくらいなら、その前に一回はバカになってみたらいい。・・・ひとつのものに狂えば、いつか必ず答えに巡り合うことができるんだよ」という。

また、著者は、「人が生きて行くには、経験や知識を積み重ねる必要がある。・・・けれど、人が真に新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはその経験や知識なのだ」と指摘する。

木村氏は、様々な試みをするが、一向に成果はでない。とうとう自殺を考え、岩木山に向かうが、山の中の青々とした木々になぜ、山の木々は虫や病気で枯れないのか疑問に思い、原因が山の土にあることを教えられる。雑草すら土壌改良に貢献していることを知る。

農薬散布なしでは実を付けないとされたリンゴ、実は、農薬で自然環境から隔離していたのだ。

この本を読んでいて、この「知財」の業界でも同じようなことが起きているのではないだろうか・・。これまでの、知財界の常識を捨ててみて、もう一度、考えてみようという気になった。

★なお、奇蹟のリンゴ・・感動ものです。お勧めです。

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February 04, 2009

クリエイトに仕事をする

クリエイトに仕事をするとはどういうことだろうか。私の場合は、こんな事を考えている。

自らのアイデアで企画創造し、それを顧客に提案して、(潜在ニーズを引き出し)仕事をいただく。これができなければ、知財経営コンサルティングはできないと思うからである。

単に、特許出願しましょうとか、商標登録出願しましょうとか、一歩先に、踏み込んで、出願はどうすべきかとか言っても、それは、すでに顧客側から、○○という知財を権利化したい、というニーズとそのための仕事がすでに用意されている状態である。

それに対して適切に応じることは当然必要だし、重要なお仕事ではあるが、自身が事業者として知財コンサルをやる立場であるならば、そのような待ちの仕事では、事業は成り立たない。

自身で顧客創造ができてこそ、お客様に対し、様々なアドバイスができるのではないだろうか。

そして、自身が企画した提案をお客様が喜んで採用してくれ、お客様への何らかの成果となったときの喜びは格別である。そういう意味で、部下が企画創造し、お客様に採用されたときは、なおさら嬉しい限りである。

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February 03, 2009

学・努・報

貴方には、メンター(師)と呼べる人はいるだろうか。本田健氏によると、メンターは、求めても現れるものでもなく、それなりの条件が揃うと、現れるそうだ。
それはともかく、私のメンターであるY氏から、標題の言葉を贈られた。丁度3年程前だったろうか。
人生は、三つに別けることができる。学ぶとき、努力するとき、報いるとき。
人生75年だとすると、25歳までが学び、50歳までか努力、その後が報いるとき、である。
まだまだ、学びも努力も足りないが、少しは報いることもしていかなければいけない歳になった。
浅学故、知財のことしかわからないが、その他は遅まきながらの学びと努力で補い、少しは世間様のお役に立てればと思う次第です。

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ブランド戦略プロジェクトチーム

今日は、とある会社のブランド戦略会議。これは、日本弁理士会の知財コンサルティング検討委員会の有志を集って結成した、ブランド戦略プロジェクトチームが主導している。

チームは経験の豊富なベテラン弁理士+若手弁理士+企業メンバーからなる。

今回は、いよいよ、ブランドコンセプトに基づくコンテンツの具体化についての話。具体的内容を紹介できないのは残念だが、基本となるコンセプトがしっかりしていないと、コンテンツが揺らいでしまう。

コンセプト創造の重要性がより鮮明となる。

ここで、若手弁理士の意見もどんどん出てくる。なかなか良いセンスだ。

皆さん、弁理士によるブランド戦略構築・・・期待できますよ。

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