「安さ」のみを求めると・・・
昨今、中国の餃子問題を考えると、「安さ」のみを追求してきたつけなのか・・と思わざるを得ない。
価格が安いことは良いことなのであるが、減った価格分の代償を「不安・危険」で支払ったこととなり、結果として、「安くなっていない」ことに気が付かなければならない。
ここで必要なことは、正当な価値判断なのだろう。正当な価値を得るには、正当な価格を支払わなければならない。
そのためには、日本が持つ、本来の価値にも気が付かなければならないのでしょう。食の安全を確保するには、日本の荒廃してしまった、地域の里山を見直し、日本の「農」を再興する必要があろう。しかし、そうすれば、地域振興も可能となるし、職業対策にもなる。
先日、ある木工作家の話を聞いた。オイルフィニッシュという仕上げ方法がある。オイルを木に染みこませて仕上げる方法である。それを日本人は外国から輸入された仕上げ方法であり、日本がそれをありがたがって使っている、と思っているが、実は、伝統工芸の世界では、漆塗りの仕上げ方法が、古来伝わっており、漆を何度も木に塗って染みこませて表面仕上げをしているとのこと。
このような手法での仕上げ、とても手間と時間がかかる。漆を50回~100回塗っては寝かし、塗っては寝かせる。そのための手間賃を考えるととても高価になるのであるが、それを理解してくれる人は少ないと言う。
日本人は、西洋や中国ばかりに目を向け、必要以上のお金を払ったり、極端に安い値段で購入するのではなく、本来の価値に本来の価格を認めて支払うことを考える必要が出てきたようだ。
そういうことのために、知財・・という概念が使えないものか。そんなことを考える日々である。




























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